中崎町カフェマラッカ 大阪のホワイトコーヒー カフェ

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こちらは解説ページです。公式サイトはこちらJapan Flag 日本 

1 概要

カフェマラッカは大阪市北区黒崎町にあるマレーシアホワイトコーヒーを取り扱うマレーシア風カフェである。最寄り駅は大阪指定地下鉄中崎町駅である。近隣にある中崎町のカフェと同様に民家を改造した小規模カフェであるが、マレーシアの”中華系移民文化”(華僑文化、プラナカン)をベースにしており、一般的なマレーシアカフェよりはかなり限定されたマレーシアカフェとして存在している。メニューはホワイトのコーヒーの他、海南チキンライス、ラクサがあるが、これはマレーシアの中華系メニューである、ナシゴレンやミーゴレンなどはまだ取扱が無い(2016年9月時点。)

マレーシア半島では英国支配拠点がペナン、マラッカから最終シンガポールに移り変わったため、このときに英国人の移動に伴い中華系移民(華僑)の大半が最終的にシンガポールへ移民した。現在のシンガポールにあるカフェの傾向が強く、店舗の説明にはマレーシア/シンガポール風カフェと記載している。上記の理由で店舗名に英語と中国語が併記され、店舗の外観も英語と中国語であり、マレー語の記載は少ない。

1.1 店名の由来

店舗名「カフェマラッカ」の「マラッカ」は東南アジアにある「マラッカ海峡」が語源である。街のマラッカではなく、海峡を指している。したがって、近隣3カ国、マレーシア、シンガポール、インドネシアに関連するカフェとして設立された。ただしカフェマラッカは中華系移民文化(プラナカン)を模しているため、中華系移民が特に多かったマレーシアのペナン、マラッカとシンガポールの3都市について関連していると考えると理解し易い。
*街のマラカッカが店舗名であると考えると店舗コンセプトの理解が難しくなるので注意が必要である。

1.2 店舗の特徴

中華系マレーシア、シンガポールカフェである。中華系移民(華僑)が経営している現地のカフェに似せている。したがって、店舗の入り口、表記などにはふんだんに中国語(しかもTraditional/繁体中国語)が使用されている。マレー半島は第二次世界大戦中に日本帝国に侵略をうけるが、それ以前は英国が支配する地域であった。現在も英語が使用される機会が多く、上記の中国語と英語をカフェマラッカの外観につけている。

店後中崎商店街において日本語の外見を持たない店舗は2016年9月時点でカフェマラッカのみである。しかも英語と中国語を併記した外見の店舗もカフェマラッカのみである。日本人顧客にはよく中華料理屋と間違えられることが多いが、上記の記述のとおり、中華系マレーシアのカフェである。中華料理屋と勘違いされない場合でも、この外見的特徴から、香港や台湾のカフェと勘違いされることが多い。この理由は東南アジアで中国語が使用されている現状を知らない顧客からは中国カフェなのになぜ英語を書くのか、などのクレームも言われる場合があり、マレーシアとシンガポールの中華系移民の珈琲店であるコンセプトを何度も説明するスタッフが見られる。

特に説明が難しいのは頭ごなしに顧客が否定してくる場合である。「台湾は英語などを使用していない」、「台湾は海南チキンライスなどなかった、ホワイトコーヒーはない」「香港のチキンライスはこんな味ではない」などの訂正指摘を受ける場合がある。説明説得が難しい場合は警察(曽根崎警察署)に仲裁を要望する、あるいは説得できない場合は顧客を出入り禁止とした場合もある。
1.3 労働環境

基本的に1人で運営されている。3階建てで、1階中二階部分が座席18席(4人用テーブル4つ)、3階部分が10席(2人用テーブル5つ)であるため、一度に来客がある場合は実質対応できない。
1.4 他事業種への展開

関連賞事業が存在する

  • 小梅レンタサイクル中崎町(自動車賃貸)
  • 小梅両替所(通貨両替)
  • Makoto’s House 営業(ゲストハウス窓口業務)

経営理由で分離切り離し(資本関係無し)

  • 小梅製作所(技術開発部門)

1.5 店内の撮影に関する態度
中崎町カフェマラッカは撮影は完全に自由である。むしろ撮影してSNSに掲載してほしいと主張しているが、難しい構造の店舗のため、あまりSNSに掲載されることはない。むしろスタッフがSNSにアップロードしている写真やコメントの量が圧倒的に多い。顧客にSNSにへの投稿をすることを呼びかけているがあまり効果はない様子。(2016年8月)
2 商品情報
2.1 メニューの特徴

マレーシア、シンガポールの中華系コーヒー・ショップのメニューがある下記がおもなメニューである。

2.2 ドリンクメニュー・サイズの名称

サイズは基本1種類である。特にドリンクサイズの違いは設定していない。この理由は1人作業(ワンオペ)であるため、作業数に限界があることが理由である。
2.2.1 主なドリンクメニュー

・コーヒー
一般的日本のコーヒー
ローストのレベルが濃いコーヒー豆を使用している。この理由はオーナーであり代表責任者の田畑がサンフランシスコ留学時代に飲んでいたコーヒーに味を合わせているためである。

 

2.2.2 主なカスタマイズ
2.2.3 主なフードメニュー

・海南チキンライス

・ラクサ

・チキンフォー

・キーマカレー(チキンキーマ)

スパイスの流通貿易拠点マラッカを表す料理として、カフェマラッカ変更後一番最初にできたフードメニュー。もとは当時スタッフだった音楽活動家のキーマカレーがベースであるが、田畑が味を濃い目に変更し、さらにスパイスの種類を追加した。

・エビカレー
ルーそのものがエビの味がする。したがって日本の一般的なエビカレーと違うので、一部の顧客からは味がおかしいとの指摘が多いメニューアイテムである。このエビカレーはマラッカ市訪問時に調味料を購入する際にコンセプトを確定し他メニューであるため、完全に現地の作り方に似せている。日本でボンカレーなどのカレーが好きな人には理解が難しい味となっているので、販売時には注意書きまたは店員による注意喚起が行われている。
3 世界展開
3.1 日本

現在日本地域は本店のみである。

3.1.1 日本店舗の画像

(UPLOAD予定)
4 ロゴマーク

すべて兎のマークで統一されている。この兎は代表者田畑が飼っているうさぎの小梅(こうめ)である。

5.訴訟、調停(大阪簡易裁判所)

カフェマラッカ以前に存在したカフェ(カフェテリアソンリサ)があるがこの店舗は当時の代表者が経費などを支払わずに経営を放棄したため、閉店した。その後、カフェマラッカに新規オープンしたが、カフェテリアソンリサ時代の顧客などから嫌がらせや悪いうわさの流布が継続された。カフェマラッカを運営する株式会社小梅は2015年11月ごろの大阪簡易裁判所での調停を開始し、妨害がある場合も曽根崎警察署へ積極的に相談することにより嫌がらせは収束した。カフェテリアソンリサは前のカフェ代表者に起因する問題がる。完全に新規の別カフェであるカフェマラッカとは関係が無いが、同じカフェだと考えて勘違いする顧客は新規開店1年以上経過した現在でも多い。
6 その他
7 脚注・出典
8 参考文献
9 関連項目
10 リンク

中崎町 カフェマラッカ(Cafe Malacca Osaka)

カフェマラッカ代表オーナー 田畑のブログ